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3Dプリンターに興味があるけど、どんなスキルが必要になるの?
今回は熱溶解積層方式(FDM)の3Dプリンターを初めて購入してみようか検討している方に向けて、3Dプリンターを扱う上で必要となるスキルについて解説していきます。
私が愛用している機種はこちら。
3Dプリンターを扱う上で必要なスキルとは
結論から先に。3Dプリンターを扱う上で必要なスキルは主に3つです。
- 3DCADでモデリングするスキル
- スライサーソフトでパラメータを設定するスキル
- 3Dプリンターを操作するスキル
上記に加えて、メンテナンスや不具合にも対応していくイメージでOKです。
これらについて、詳しく説明していきます。
① 3DCADでモデリングするスキル
3DCADとはパソコン上で3次元の設計図を書くためのソフトウェアです。3Dプリンターで立体物を出力するためには3DCADでデータを作成する必要があります。
CADにも種類があり、FreeCAD、Fusion360、SOLIDWORKSなど、各ソフトウェアによって無料版、有料版があります。
私は無料で使えるFreeCADを使用していますが、ソフトによって特徴が様々ですので目的に合ったものを利用してみて下さい。
また、3DCADはサブスク契約ができるものもあります。お試しで1ヵ月や半年間程度、触れてみたい方や年単位のプロジェクトで一時的に必要となる方にとっては使い勝手の良いサービスだと思います。詳しくはこちらの記事で解説していますので、よろしければご参考にしてみてください。
② スライサーソフトでパラメータを設定するスキル
スライサーソフトは、3Dプリンターが3Dモデルのデータを読み取れる形式に変換するために必要なソフトです。
このソフトでは、3Dモデルを薄い層にスライスして各層をどのようにプリントするか、また、材料の充填率やサポート構造の配置など細かなパラメータを設定できます。適切な設定を行うことで、より高品質なプリント結果を得ることができます。
③ 3Dプリンターを操作するスキル
3Dプリンターにもノズルの温度やステージの温度、ステージを水平にするためのレベリング作業など、操作しなければならない設定があります。これらのパラメータを適切に設定することで、品質の良い仕上がりや安定したプリントができるようになります。
3Dプリンターのメンテナンスと不具合対応
① メンテナンス
メンテナンスには、ノズルの清掃や潤滑、ベルトの張り調整などが含まれます。これらの作業を怠ると、いずれプリント品質の低下や機械の故障につながる可能性があるので定期的な点検が必要になります。
② 不具合対応
3Dプリンターを稼働させていると、さまざまな不具合が発生します。例えば、フィラメント詰まりや1層目の定着不良などです。これらの不具合に対応するには、トラブルの原因を理解して適切に対処していく必要があります。
その他の知識
① フィラメントの種類と材料特性の理解
フィラメントは熱溶解積層方式の3Dプリンターで使用される材料です。
フィラメントには様々な種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。例えば、ABS樹脂は耐熱性と強度が高い一方で、PLA樹脂は生分解性があり、環境に優しい材料です。フィラメントの種類を理解し、使用用途に合わせて選ぶことが重要です。
② フィラメントの湿気対策
フィラメントは湿気に弱い材料のため、プリント品質の安定化や印刷不良を生じさせないためにも湿気対策の知識は必要になります。
3Dプリンターは便利!こんな活用法があるよ
3Dプリンターは本当に便利なアイテムだと思っています。
実際の活用法をこちらに載せておくので、気になる方はチェックしてみて下さい。
まとめ
熱溶解積層方式の3Dプリンターを扱う上で必要となるスキルなどについて解説しました。
今回、解説したポイントを事前に把握しておくことで、購入前のイメージに繋がると思います。ぜひ3Dプリンターをうまく活用してみて下さい。
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