フィラメントって湿気に弱いって聞くけど、具体的に湿気対策はどうやるのだろうか?
すでに吸湿してしまったフィラメントは復活させることができるの?
こういった疑問にお答えします。
■本記事の内容
・フィラメントが吸湿すると起こる症状
・フィラメントの湿気対策3選
フィラメントの天敵と言えば湿気。空気が乾燥している時期は、さほど気にしなくてよかったフィラメントの管理もこれから暖かくなる季節に入ると対策せざるを得なくなってきます。
特に湿気の多い夏場では購入したてのフィラメントなのに、品質が落ちてすぐにポキポキ折れたり、糸引きを起こしてしまったという経験をした方もいるのではないでしょうか。
もし、すでに吸湿してしまったと悩まれている方であっても、本記事でご紹介する湿気対策を行うことで、フィラメントを復活させて通常通りに使えるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
フィラメントが吸湿すると起こる症状
まず、フィラメントが吸湿するとどのような症状が出てくるのかまとめます。
お持ちのフィラメントが吸湿しているのか、すぐに確認してみたい方はフィラメントを曲げてみて下さい。簡単に確認ができます。
・品質が良いと、粘り気があり曲がります。
・品質が悪いと、簡単にポキッと折れます。
フィラメントの湿気対策3選
すでに吸湿してしまったフィラメントであったも、これからご紹介する湿気対策を行うことで復活させることができます。
①密閉容器とシリカゲルの組み合わせ
フィラメントを購入すると真空パックの状態で届き、その中にはシリカゲルが入っているかと思います。あの環境を作って数日間保管してあげるのです。
密閉できるものであれば、大きめのタッパーでも圧縮袋でも大丈夫です。
1つ1つ小分けしてフィラメントを管理したい方は、eSUNからフィラメント用の圧縮袋が販売されていますのでおすすめです。
こちらでレビュー記事を書いてますので、ぜひご参考にしてみて下さい。
密閉容器とシリカゲルの組み合わせは、身近なもので手軽に対策ができます。ただその一方で、保管しながらの使用はできないので、デメリットもあります。
メリット | デメリット |
・身近なもので手軽に準備可能 ・繰り返し使える ・低コスト | ・保管中は使えない ・使用後は保管する必要がある |
②フィラメントドライヤーを使う
常にベストコンディションの品質で造形したい方は、フィラメントドライヤーがおすすめです。
温度管理された状態でそのまま使えるので非常に便利である一方、1台につき1,2個しかフィラメントを管理できないので、いくつかフィラメントを持っている方は複数台所有する必要があります。
メリット | デメリット |
・温度管理ができる ・装置にセットした状態でそのまま使える ・常にベストコンディションで造形できる | ・1台につき1,2個しか保管できない ・場合によっては複数台所有する必要がある |
③防湿ケースを自作する
今や防湿ケースのデータが公開されていることもあって、防湿ケースを自作することも可能です。
自分仕様にカスタマイズできる反面、製作に手間がかかりますので、こちらはDIY好きの方に良いのかもしれません。
メリット | デメリット |
・安く作れる ・カスタマイズできる ・防湿ケースに入った状態でそのまま使える | ・製作に手間がかかる |
まとめ
本記事では、下記2点について解説しました。
・フィラメントが吸湿すると起こる症状
・フィラメントの湿気対策3選
フィラメントを湿気から守り、トラブルを最小限にして楽しみましょう!
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